![]()
ネパール編 その二

2004年2月
|
本当はインドに行くつもりだったんですが、ネパールの友達から「今度いつくるんだ?」「ヒロシに会いたい」って何度もメールがきていたので、その気持ちに答えるべくやってまいりました、1年ぶりのカトマンドゥ。空港まで迎えに行くと言っていた友達のエレファン。どこを見渡してもどこにもいない・・。探しまくるほど大きな空港じゃないので「きっと忘れてるんだろうな・・・」ありがち・・・。まぁ、こんなことはこっちじゃしょっちゅうだから別にたいして気にもしない・・・わけない・・「来い来い言うから来たのにそりゃないでしょ!?」きて早々、もう向こうのペースになちゃってる感じ。いやな予感・・ 仕方なくタクシーに乗って市内の宿へ行きました。今回は以前来たときに迷って泊まらなかった1泊1000円のお宿に。なかなかよい感じ。電気ストーブも用意してくれてグッド。ちっとも暖かくなんないけど・・・。まぁでもあるとないとじゃ気分的に違うからいいかぁ。1月のカトマンドゥは朝晩はかなり冷え込み、安い宿は暖房もなくお湯は出ませんからちょっとつらいです。そんな宿で荷物を降ろして一休みしようかと思っていると、電話がなった。エレファンからだった。そういえばたぶんここに泊まるって言ったことがあった。実はエレファンに「俺のうちに泊まれ!」ってずっと言われてたんだけど、ムスリムの家は朝早いし同居人もいっぱいいるから、宿でお仕事もする僕にはちょっときびしいかと・・・お気持ちはうれしいのですが、丁寧にお断り申し上げて候。 「ヒロシ!ずっと待ってたんだぞ!空港で!どこにいたんだ?」 「いや〜探したんだけどみつけられなかったからさぁ・・・。ごめんね。でも、本当にいたの?」 「空港近くの空き地で昼飯くいながらまってたんだぞ!」 「・・・・」君、それ待ってるっていわんだろ!そんなとこにいるのなんかわるわけないでしょ! あ〜でもネパールに来たっていう実感がしてきた。おもしろいなぁ。やっぱりアジアだぁ・・・。それから30分して宿のロビーで1年ぶりにエレファンに再会。ちっとも変わってなかった。彼はネパール人ではなくてインド人。正確に言うとカシミール人のムスリム。カシミールはいいところなんだけど紛争地帯なので仕事がなく、家族を代表してネパールでカーペットなんかを売ってるんです。とってもまじめで仕事も丁寧。ほんとうか・・・。 今回のエレファンへのお土産は手品セットと木製のパズル。彼の仲間も集まってからまず手品をやってみせる。カードの手品。1回では意味がわからなかったみたいで、「どこが手品なの?」って感じ。・・・つまらんやつらだな、お前たち・・。気を取り直して再度コインを使った手品。今度はわかったみたいで「ブラボー!」とは言わなかったけど、かなりみんなびっくり。すっかり気を取り直した僕は「もう1回見せちゃおうかなぁ〜」とか言いながらまた、コインマジックを披露。その見事な手さばきとしゃべりで観客は総立ち状態。「ヒロシ!すごい!」「で、どうやってやるんだ?」おいおい、もうすこしがんばってタネを考えてみようよ・・・。でも、待ちきれず、結局タネ明かし。 今度はパズル。木片を組み合わせて立体の建物をつくるもの。これはかなり難しかったみたいで、誰もできない。ちゃんとした教育を受けたことがないせいだろうか、頭の中で立体を描く作業が苦手みたい。どうみても、それとそれは組み合わさらんだろうが!みたいなものを無理やりくみあわせようとしてる。しばらくしてあきらめちゃった。結局、教えてあげる。すぐに答えを聞きたがる。 ネパール滞在2日目の夜、エレファンの招待で食事をごちそうになった。食事ができるまでの間、彼のお兄さんの結婚式のビデオを見せてもらうことになった。うつってる家族や親戚、婚約者の紹介をしてくれながら結婚式の模様を見ていた。歌を歌うシーンでは僕も一緒になって歌った。向こうの結婚式はとにかく長い。でもその異文化の様子に興味をひかれ2時間も映像をみていました。僕が歌ったのがうれしかったらしく、そのシーンを何回も繰り返して見せる。この日5回目・・・。 今年エレファンは結婚する。お相手はずいぶん前から決められている。そう、かれらには恋愛結婚はないんです。9割はもうすでに決められた相手と結婚するみたい。そして必ず聞いてくる。「日本はラブ・マリッジか」と。そうした話の後、それ以上僕も彼も何もそのことについては何も言わないけれど、あらためて住んでいる世界の違いを僕は感じていました。きっと彼も・・・。 乾季のこの時期。雨はほとんど降らず、お仕事も順調にすすんでいきます。ネパール各地の行く先々でチャイや食事をごちそうになりながら。 ネパール滞在も半分を過ぎたころ、またしてもエレファンからお誘いがありました。その日は学生のデモが予定されていて、市内のお店や銀行などすべて閉まってしまいます。なかには根性でやってるところもありますが、閉める理由には突発的な事故や事件にに巻き込まれないため。最近は特にマオイという反政府組織のゲリラがちからをつけてきていてちょっと治安のいい場所とはいえないところなんです。お昼を一緒にということで彼の家へ。なんでも今日はイスラムのお祭りの日らしくって部屋の中はムスリムがいっぱい。エレファンからみんなに紹介されて、教えてもらったウルドゥー語やらアラビア語なんかで1人1人挨拶する。たくさんあつまってのお食事。こないだよりも豪華!おいしい!話が盛り上がってきたところで、こないだの結婚式のビデオを見させられ・・・。おひらき。 ネパール各地を訪れ仕入れも順調にすすみ最終日。ちかくのお寺まで1時間ほどお散歩。スワヤンブナートっていう結構有名なお寺。やまの上にあって眺めがいいの。本殿まではいかなかったけれどその近くの雑木林でまきを拾う少女たちをながめていました。6歳くらいかな。きっと毎日これをくりかえしてるんだろうな。慣れた手つきでまきをあつめてる。いっぱい集め終わると、葉っぱを巻きの上にたくさんおいて、ひょいとひっくりかえして頭の上にのせてる。葉っぱは頭とまきのクッションのやくわりをしてるみたい。その横をやっぱり同じ6歳くらいの小学生が通り過ぎてく。学校に行ける子。行けない子。僕は日本人。その子はネパール人。たったそれだけの差でこれだけ人生がちがうんだなぁって。いつか世界中のすべての子供が夢をもって、そしてそれに挑戦することのできる時代がきてほしいものです |

HANDICRAFTS
BUONA VISTA
http://www.buona-vista.com
1-11-10 Nishinarasino. Funabashi-shi. Chiba. Japan
047-468-4110
E-Mail info@buona-vista.com