妖艶極まる金色に包まれた観音菩薩像。如来にはならずこの世の生きとし生けるものが悟りを得るまで救済の修行を続ける菩薩として日本でもなじみの深い観自在菩薩。その観自在は様々な姿をとりますが本品はその1つの姿である六字観自在菩薩(シャダクシャリーアヴァロキテーシュヴァラ)。マントラ(真言)である「オムマニパドメフーム」という6節が神格化された菩薩。4本の腕の1対の右手には数珠、左手には蓮華を持ち、もう一対で合掌をしています。代々受け継がれてきた彫像職人によるハンドメイドの品。技術力の高さがうかがえる非常に細工の美しい彫像です主材、銅。大きさ約225mm。